00025-040417 CPR
慶應義塾大学に行って、CPR in Schoolという公開講座に参加。
心臓マッサージ、人工呼吸をはじめとした応急手当技術を普及させることの必要性を改めて感じるとともに、アメリカにおける除細動器の普及度に驚いた。ディズニーランドにさえ設置されている。各企業も職場に設置している。日本はなぜ、こんな大切なものの普及がゼロなんだろう。あちこちに設置されていれば、あるいは多くの自動車に設置されていれば、どんなに多くの人の命が救われてきたであろうか。
とくに心臓震盪(しんぞうしんとう)によって息子さんを亡くされた方の話を聞いて胸がつまった。その息子さんは、野球のノックのボールが胸に当たっただけで心停止し、亡くなってしまったのだ。グラウンドに除細動器が設置されていれば、彼は死なずにすんだであろう。
アメリカのカジノで、心停止で倒れた客を警備員が除細動器を使って蘇生させる映像を見た。救急隊が到着する前に、すでに客は起き上がっていた。こんな簡単なことで尊い命が救われる。
アメリカには銃が蔓延している。しかし、除細動器も多くの場所にある。
それがアメリカ。
命を大切にする社会でありたい。
そのために我々にできることは何か。
自分を鍛えること、周りを巻き込むこと。
社会を変えるチカラになる。
やれることはたくさんあるよ。
公開講座修了後、主催者の先生方のお誘いで懇親会に参加。
慶應義塾大学の医学部のサークル、国士舘大学の学生たちとともに、ABCRescueの面々も参加。交流。
チェーンをつないで、輪を広げてゆこう。